4. JPNIC 関連情報

4.1 情報サービスの利用方法 

FTP, WWW, Gopherの利用統計が英語ページの7.6 にあります。併せて御覧下さい。

1. 電子メイルによる利用(mail-server) 

   ファイル転送(anonymous ftp)および情報検索サービス(whois)の機能は、電子
   メイルでも利用できます。この機能を使用すれば、IP接続がなくとも、電子メイ
   ルだけで、JPNIC が配布する文書や、JPNIC が管理する情報を検索した結果を
   受け取ることができます。 

   以下のコマンドの入った電子メイルを、mail-server@NIC.AD.JP へ送ると、ファ
   イルあるいは検索結果が、差出人 (From: に記述されたアドレスか、 Reply-To:
   の指定があれば、その指定アドレス) へ送り返されます。 巨大なファイル(50Kバ
   イト以上)は分割して送り返します。 

   使用できるコマンドは以下の通りです。 

           send help       この説明文書自身を送る
           send index      ファイル一覧表を送る
           send filename   filenameで指定したファイルを送る
           whois keyword   keywordで検索した結果を送る
           end             コマンドの終りの指定,これ以降は無視する

   コマンドはメイル本文の第一行目から記入し始めます。1行に1コマンドづつ記
   入し、end で終ります。例えば、この説明文書およびファイル一覧表は以下の
   操作を行なって、受け取ることができます。 


           % mail mail-server@nic.ad.jp
           Subject:
           send help
           send index
           end
           .
           %

   システムによっては、Subject: を問い合わせないものもあります。本サービ
   スを利用する上で Subject: は不要です。あっても無視します。送信文の終り
   の印 "." は、システムおよびその設定により異なる場合がありますので、各シ
   ステムのドキュメントを確認してください。 
   パソコン通信などから利用される場合、メイルボックスに保有できるメイル総数
   および総量などがパソコン通信のシステムによって制限されている場合があるので
   予め確認の上利用して下さい。 

   注: JPドメイン名申請、IPアドレス申請、ドメインネームサーバの設定手続き
    に関する文書は、mail-serverを利用する他に、それぞれ、
    info@domain.nic.ad.jp, info@ip.nic.ad.jp, info@dns.nic.ad.jpに電子メイルを
    送ることによっても入手できます。
       
2. インターネットにIP接続されている場合に利用可能なサービス

   2.1 WWW(World Wide Web)の利用 

   IP接続され、Microsoft Windows, Windows95, Macintosh, X11などの
   ウィンドウ・システムなどが使え、クライアント・プログラム(Mosaic, 
   Netscape等)がローカルのマシンにinstallされていることが必要です。 
   ただし、lynx は、text情報しか表示できませんが、vt100 terminalなど
   の文字しか表示できない環境でも利用可能です。 

   Open URL(Open Location)で http://www.nic.ad.jp/ を指定すると、JPNIC
   のwww serverにアクセスできます。WWWクライアントの利用方法の説明は、
   これだけ普及したいまでは、不要と思われますので略します。

   WWWブラウザ(クライアント)では、WWWで読みやすいように加工した情報に加え、
   以下の、whois, ftpで提供する情報も入手できます。ニュースレターのバック
   ナンバーもHTML形式で提供されています。

   2.2 whoisの利用 

   ネットワーク・プロジェクトに関する人、アドレス、組織などについての情報 を
   調べることができます。次のように、key-wordを入れると、それに関連する情
   報が表示されます。以下はUNIXコマンド行での基本的な使用例です。 

   whois -h whois.nic.ad.jp key-word 

   whois -h whois.nic.ad.jp help とするとヘルプ情報が日本語で表示さ
   れます。 また、日本語が表示できない場合は最後に /eをつけ、次のようにすれば
   英語 の情報が得られます。 

   whois -h whois.nic.ad.jp help/e 

   注:この場合、key-wordと/との間には空白をいれないでください。また、*印
   等を使う場合は、key-wordの前後を2重引用符で括る必要があります。 

   注2: Whoisは、WWWブラウザから、
        下記のURL (Uniform Resource Locator)で利用できます。
     http://www.nic.ad.jp/cgi-bin/whois_gate
     http://www.nic.ad.jp/cgi-bin/new-whois-gate.pl 
        (実験中。すべての検索オプションをボタンで選択できる。)

   2.3 anonymous ftpの利用 

   ftp.nic.ad.jp に保管してあるfileを取得できます。WWWブラウザからでも、
   簡単に利用できますが、ここでは、UNIX, DOSなどのコマンド行からの使用法
   を説明します。

   ftp ftp.nic.ad.jp 

   とすると、user idをきいてくるので、anonymousと入力し、passwdには、
   自分 のmail addressを入力してください。以下に、その例を示します。
   nameserver からaddressをとれない場合は、直接IPaddress(202.12.30.34)を
   指定することもできます。但し、将来このIP addressは変わる可能性があるので
   注意してください。 (事務局移転のため、No.4のものと異なっています。)

   % ftp ftp.nic.ad.jp
   Connected to ns.nic.ad.jp.
   Name (ftp.nic.ad.jp:tatsumi): anonymous       <- user idはanonymousといれる.
   331 Guest login ok, send ident as password.
   Password:                                     <- 通常 mail addressを入れる.
   230 Guest login ok, access restrictions apply.   
   ftp>                                          <- ftpのcommandが使える
                                                      ここで?を入力すると,
                                                      command一覧が表示される.

   最低 ls, getのcommandを知っていれば必要なfileを取得することができま
   す。 lsとすると、fileとdirectoryの一覧が表示されます。pub
   directory以下の fileの一覧は、ls-lRに納められているので、このfileを
   取り寄せてから、必要なfileをgetしたほうが効率よいでしょう。その例を以
   下に示します。 

     ftp> ls
     bin
     dev
     etc
     lost+found
     ls-lR
     pub
     src
     usr
     ftp> get ls-lR

   ディレクトリ/pubの中には、会員略称のサブディレクトリにJPNICの96会員
   (1996年2月19日現在)の登録情報の他に、

   /pub/jpnic/     各種申請手続きに関する文書、割り当て済みドメイン名、
                   IPアドレス一覧など
   /pub/jpnic-pub/ 会則、細則、入退会手続き、公開議事録、統計情報など
   /internet/      Internet RFC, internet-draftsなど、他のftpサーバから
                   ミラーされた情報
   /jcrn/          研究ネットワーク連合委員会(JCRN)の情報           

   など、合計で810MBytesの情報が格納されています。

   2.4 gopherの利用 

   JPNIC Gopherでは、ほぼFTPサーバと同じ情報を提供しています。提供して
   いる情報の多くはテキストですので、WWWを使用できなくてもgopherで簡単に利用
   できます。

   UNIXコマンド行などで、
   gopher gopher.nic.ad.jp と入力するとJPNICのgopher serviceのメ
   ニューが 現れます。通常、 ?を入力すると、gopherの使用方法が表示されます。
   これはローカルのマシンで、help fileを用意してあれば利用できる機能で
   す。欲し い情報を見るには、そのメニュー番号を入力するか、そこへカーソルを
   移動さ せ、returnを押します。一つ上のメニューへ戻るには u、 main
   menuに戻るに は m、 終了するにはqを入力します。 現在見ている情報を電子
   メイルで取得す るには、mを入力しmail addressを入力してください。基本
   的には最下行に簡単なhelpがいつも表示されています。 

   2.5 日本語文字コードについての注意 

   JPNICのメイルサーバ、whois、 ftp、 www、gopherサーバで提供する日本
   語の情報は、いわゆるJIS 7bit符号で書かれています。whoisの利用には、
   端末の日本語文字表示符号をJIS 7bitにするか、漢字コード変換を行なうプロ
   グラムを使用して表示できる符号に変換してください。最近利用が増えてい
   るNetscape、Mosaicなどの多くのWWWブラウザでは、漢字コード変換を自動変換
   して表示する機能が備わっています。ファイルに格納した場合、望む符号に
   ならない場合があります。

3 各サービスのaddress一覧 

        mail-server:    mail-server@nic.ad.jp
        whois:          whois.nic.ad.jp
        ftp:            ftp.nic.ad.jp
        gopher:         gopher.nic.ad.jp
        www:            www.nic.ad.jp