kernel-2.6.30_plamoSMP-i586-P1.tgz では,従来の IDE/ATA ドライバを廃し, libata 経由で利用するように変更しました. そのためIDE/ATA デバイス(HDD,CD/DVD)は,従来のように/dev/hd[abcd]X ではなく, /dev/sd[abcd]X な SCSI デバイスとしてユーザ領域に見えるようになります. その結果,既にインストール済の Plamo-4.6 環境で上記パッケージにカーネ ルを更新すると,/etc/fstab に登録されている /dev/hdaX 等が読めずに, mount 等がエラーになります.その場合は /etc/fstab の /dev/hd[abcd]X を それぞれ /dev/sd[abcd]X に修正してください.また,この変更の結果,以前 から /dev/sdXX として認識されていた SATA デバイスは,割り当てられるデ バイス名がずれることになりますのでご注意ください. 以下に例を示します. (修正前) /dev/hda6 swap swap defaults 0 0 /dev/hda7 swap swap defaults 0 0 /dev/hda1 / ext4dev defaults 1 1 /dev/hda5 /var/lib/vmware ext3 defaults 1 1 none /proc proc defaults 0 0 .... (修正後) /dev/sdb6 swap swap defaults 0 0 /dev/sdb7 swap swap defaults 0 0 /dev/sdb1 / ext4 defaults 1 1 /dev/sdb5 /var/lib/vmware ext3 defaults 1 1 .... 基本的に,IDE/ATA HDD が /dev/sda から順に割り当てられ,SATA HDD はそれ以降に 割り当てられます.また,CD/DVD デバイスは(従来のように /dev/hdc ではなく) /dev/sr0 から順番に割り当てられます. # ATA HDD が2台,DVD ドライブが1台,SATA な HDD が1台あるような環境では # ATA HDD が /dev/sda と /dev/sdb,SATA な HDD は /dev/sdc,DVD ドライブ # は /dev/sr0 になります. 複数の SATA カードを装着している場合,カーネルの更新によってカードが認識 される順番も変化する可能性があるのでご注意ください. -------- こじま