2-10.同期・変換・編集の動作について

 同期・変換・編集の動作について説明します。

 以下の図では色のついた四角が各ブラウザのブックマーク・お気に入り、四角の中のアルファベットがブックマーク・お気に入りの内容(名前とURL)とします。同じアルファベットのブックマーク・お気に入りの名前とURLは同じとします。

同期

 同期機能は同期対象のブックマーク・お気に入りの内容を同一のものとします。

 下の図1を見てください。図1の上半分は同期の時の動作です。

 ここでは、IE、Firefox、Chromeのお気に入りフォルダ、ブックマークファイル名が入力され、実行にチェックがついているとします。
IEのお気に入りにはA,B,Cというお気に入りが、FirefoxのブックマークにはA,E,Fというブックマークが、ChromeのブックマークにはA,B,Dというブックマークがそれぞれ存在します。

 ここで、同期ボタンを押下して同期を行うと、図1の上半分の矢印から下にあるようにIEのお気に入り、Firefox・ChromeのブックマークにA,B,C,D,E,Fというお気に入り・ブックマークが作成され、IEのお気に入り、Firefox・Chromeのブックマークにすべて同じお気に入り・ブックマークが作成されます。

 このように、同期では同期対象のブックマーク・お気に入りの内容を同一のものとします。

変換

 変換機能は変換先のブックマーク・お気に入りの内容を変換元のブックマーク・お気に入りの内容に変換します。

 図1の下半分は変換の時の動作です。

 ここでは、IE、Firefoxお気に入りフォルダ、ブックマークファイル名が入力されています。
IEのお気に入りにはA,B,Cというお気に入りが、FirefoxのブックマークにはA,E,Fというブックマークがそれぞれ存在します。
IEのお気に入りの設定では「変換前に消去する」にチェックを入れた状態とします。

 ここで、変換ボタンを押下し、ダイアログで変換元のブックマーク/お気に入りにFirefoxのブックマークを、変換先のブックマーク/お気に入りにIEのお気に入りをチェックしてOKボタンを押下すると、図1の下半分の矢印から下にあるようにIEのお気に入りの内容がFirefoxのブックマークと同様にA,E,Fというお気に入りが存在するものになります。

 このように、変換では変換先のブックマーク・お気に入りの内容を変換元のブックマーク・お気に入りの内容に変換します。

図1
図1.同期・変換時の動作

編集

 編集では編集を行ったブックマーク・お気に入りの編集結果を他のブックマーク・お気に入りに反映します。

 下の図2を見てください。

 ここでは、IE、Firefox、Chromeのお気に入りフォルダ、ブックマークファイル名が入力され、実行にチェックがついているとします。
IEのお気に入りにはA,B,Cというお気に入りが、FirefoxのブックマークにはA,E,Fというブックマークが、ChromeのブックマークにはA,B,Dというブックマークがそれぞれ存在します。
また、「編集前の同期を行う」という項目にチェックをつけているものとします。
 この状態が図2の上段となります。

 ここで、編集ボタンを押下して編集を開始すると、図1の上半分の矢印から下にあるようにIEのお気に入り、Firefox・ChromeのブックマークにA,B,C,D,E,Fというお気に入り・ブックマークが作成され、IEのお気に入り、Firefox・Chromeのブックマークにすべて同じお気に入り・ブックマークが作成されます。

 その後Firefoxのブックマークに編集を行い、ブックマークEを削除し、ブックマークFの内容を変更してブックマークZにします。
 この状態が図2の中段となります。

 次に、編集を行ったブックマークの選択ダイアログでFirefoxのブックマークを選択してOKボタンを押下するとIE、Chromeのお気に入り・ブックマークにもFirefoxのブックマークの編集結果が反映されます。

 このように、編集では編集を行ったブックマーク・お気に入りの編集結果を他のブックマーク・お気に入りに反映します。

図1
図2.編集時の動作