4.リムーバブルメディアでの使い方

4.1 概要

 BookSync Version 2.0からはリムーバブルメディア(本文ではUSBメモリや外付けハードディスク、DVD-RAMなどPCに内蔵しない記録媒体全般を指します。)に実行ファイルを置いてリムーバブルメディアにインストールしたFirefoxやOperaのブックマークを同期することができるようになりました。
 リムーバブルメディアでBookSyncを実行する際は以下にあげる3つの設定を行います。

4.2 リムーバブルメディアで利用するための設定

実行ファイルの配置

 まず、各ブラウザのフォルダより浅い階層のフォルダにBookSync.exeを配置します。
 BookSyncでは実行ファイルのフォルダを基準にブックマークのファイル名・お気に入りフォルダ名を指定することでドライブ名に依存しないファイル・フォルダ名の指定を行うためです。

INIファイルへの設定の保存

 BookSyncでは通常はレジストリに設定を保存しますが、リムーバブルメディアに実行ファイルを入れていろいろなPCで使用することを考慮して、INIファイルへ設定を保存できるようにしました。

 設定をINIファイルに保存する場合はBookSyncを起動する際にコマンドラインの実行ファイルの後ろに /Portable と書きます。
 コマンドプロンプトやファイル名を指定して実行から下記のように入力してください。(あらかじめ、BookSync.exeのあるドライブ・フォルダに移動してください。)

BookSync /Portable

 これで、実行ファイルBookSync.exeのあるフォルダにBookSync.iniというファイル名で設定が保存されます。

ブックマークファイル・お気に入りフォルダの相対指定

 ブックマークのファイル名、お気に入りのフォルダ名を指定する際に、ドライブ名を省略すると実行ファイルBookSync.exeのあるフォルダからの相対指定になります。

 以下に例を示します。

U:\にBookSync.exeが存在して、FirefoxのブックマークがU:\Firefox\profile\xyz.profile\places.sqliteの場合

Firefox 3以降のブックマーク1(もしくは2)のテキストボックスに下記のように入力します。
Firefox\profile\xyz.profile\places.sqlite

 あとは同期や変換を行ってください。