Grepとは、正規表現を利用して、1つ以上のファイルからその文字列が存在する場所を特定するための機能です。
簡単に言うと、たくさんのファイルの中から、探したい文字列の存在する場所を探し出してくれる機能です。
読み方は、「グレップ」と読むことが多いようです。元々、UNIXのラインエディタedの検索コマンド「g/RE/p」からきたそうです。最近では、高機能なテキスト・エディタにはかなりの確率で組み込まれています。
Web-Grepは、筆者が適当に言い始めた機能です。Grepがファイルを単位として検索を行うのに対して、Web-Grepは、Web上のデータのリンク構造を単位として検索を行います。
ローカルのファイルにはフォルダ構造が存在しており、検索を行う時には「このフォルダ以下」といった感じで検索を行うと思います。
Web-Grepでは同じように、インターネット上のファイルに対して、「このHTMLファイルのリンクから3階層以内」といった感じで検索を行います。
検索の際の文字列の指定は、多くのインターネットユーザーが普段利用しているであろう、検索エンジンでの文字列の指定を踏襲したものとなっています。半角スペース区切りで、AND検索を行うことができます。
また、接頭辞を使ったOR検索、NOT検索の他、検索文字列に正規表現を利用した検索にも対応しています。
技術屋さん向けに内部的な話を行うならば、「ダウンロードと検索を同時に行うツール」ということになります。