実際、効果音には超高音質は必要ないことが多いでしょう。
まず、ステレオである必要がない。適宜、音声ファイルのフォーマット変換ソフトや編集ソフトを使って、まずモノラル化しましょう。これだけでファイルサイズが半分になります。・・・なに、もともとモノラル音源だって?音源がモノラルであっても、ファイルそのものはステレオだったりもしますよ。
あと、サンプリングレートなどを調整して、『このくらいだったら、まあ、いいか。』
というところまでクオリティを落としましょう。
クオリティを落とせば落とすほどファイルサイズは小さくなり、SEAの動作も軽くなります。たぶん。
なお、フォーマットの変換や音声ファイルの編集についてはここでは言及しません。
各自ネットで調べて勉強してくださいネ。(逃げ・・・・)
私のサイト http://ips.fc2web.com/ の中で、フリーの音声ファイル編集ソフトを紹介してあります。
『なんだこのSEAってやつ。キーを押してから音が出るまでコンマ何秒もかかるじゃねえか!』
いえいえ、そこそこのマシンスペックならそんなことありません。
たぶん、音源ファイルの先頭部分に無音部があります。音声ファイルの編集ソフトを使って、そんな無音部はカットしちゃいましょう。ついでに、無駄にファイルサイズを増やしている末尾の無音部も削ってください。
私のサイト http://ips.fc2web.com/ の中で、フリーの音声ファイル編集ソフトを紹介してあります。
ただ、本当に削るだけだと、音の出始めや終わりで軽いスパイクノイズ (ぷち、っての)
が出ることがあります。これは、無音のようでいて実は無音でもない微小なレベルで信号が入っている場合ですが、こんなときは・・・・
先頭部分の無音部を0.1秒程度残しておいて、一番先頭から0.1秒程度で-∞dBからのフェードインの処理をしてください。当然音の出も0.1秒程度遅れることになりますが、実用上は気にならないレベルです。
末尾も、一番最後の0.1秒 (これはもう少し長くてもいい) で-∞dBまでフェードアウト。
こうすれば、まず 『ぷち。』 ノイズは出ません。
SEAは一応、音源ごとのボリュームコントロールを設けてありますが、『相対的に音量がデカすぎるのを下げる』
ためのものです。私のサイト http://ips.fc2web.com/ の中で、フリーの音声ファイル編集ソフトを紹介してあります(しつこい!)ので、各自研究してオートマキシマイズやらオートノーマライズやら駆使して、バランスの良いセッティングを行いましょう。
1:接続先の音響設備などのボリウムを絞り切ってからPCを接続すること
常識ではありますが、PCの音声出力を接続するのは、ミキサーのゲインは最小にしてフェーダも落としきってからにしてください。接続時に大きなノイズが出たりします。それに、初めて発音した時に思わぬ大きな音が出てびっくりします。
びっくりするのはあなただけではありません。聴衆も、ミキサーとかスピーカなんかもびっくりします。ショックで他界するかもしれません。
2:PCの音声出力はLINE入力に。間違ってもMIC入力には接続しない。
めんどくさがって、PCの音声出力(ノートの場合だいたいがヘッドホン出力)をアンプのマイク入力につながないでください。入力ゲインが全然違いますので、間違いなく音が割れます。
ただし、『この歪んだ音が良かっじゃが。』 という方は別です。
3:PCの設置場所は水平で安定した、極力快適な場所に。
ただでさえごちゃごちゃしたPA現場にノートPCを持ち込むと、得てして無理な置き方になりがちです。でも、電源コードとか音声コードなんかに手足を引っ掛けてPCを落っことしたら何にもなりません。
また、イベントは夏が中心です。炎天下の直射日光下にPCを置くなんて可愛そうなことはしないでください。でも気を使いすぎて、熱中症防止にと水分を与えるのもやめてください。
4:意味のない発音は控えましょう。
たとえば、市長が挨拶なんかしてるときに 『こ〜ん。』 というような効果音は出さないでください。いくら眠たい話であっても厳禁です。主催者の逆鱗に触れて怪我をする恐れがあります。素直に寝た方がいいです。
5:相手を見て効果音を出しましょう。
余興のカラオケがいくらヘタだからって、終わったところで 『か〜ん。』 を出すのは相手をよくよく見てからにしましょう。性格によってはそれがトラウマとなり、その人のその後の人生に多大な影響を与える恐れがあります。
ただし、その人のその後の人生に責任を取れる場合はこの限りではありません。
6:カップ入りのあさりの味噌汁を一気飲みしない。
貝殻が割れていて、それに気づかず貝殻のかけらを飲み込んで、喉の痛い思いをする恐れがあります。
7:このソフトの出来の悪さを作者に当り散らさない
作者に当り散らすだけならまだいいのですが、その場に作者が居合わせなくて当り散らす相手が壁とか床とかしかなかった場合、予想外の痛みで後から後悔する恐れがあります。せいぜい小さく悪態をつく程度にしましょう。
何事もホドホドがいいです。