技術情報
ちょっとおざなりな内容になってしまいましたが・・・ ○挙動解析 重心位置を基準にX、Y、ピッチ角の3自由度の運動方程式を時間刻み0.02秒のルンゲクッタ法による数値積分で解いて毎フレームの位置、速度、加速度を求めています。 ○揚力の算出 主翼は約1mごとの翼要素に分割され、各翼要素ごとにたわみや地面効果を考慮した揚力係数を求めて計算しています。 揚力係数はアスペクト比による補正をかけ、2次元揚力傾斜から3次元揚力傾斜へ変換しています。 また、地面効果はARe=AR [{1 + 33(h/b)^(3/2)}/33(h/b)^(3/2)]を用いてアスペクト比の補正という形で導入しています。(参考資料:航空工学(T)東昭著 裳華房) ○たわみ たわみはたわみにより生じる各翼要素の揚力方向や位置が毎フレーム変化していく幾何学的非線形問題として解いています。 具体的には各翼要素のモーメントを求め、モールの定理によりこのモーメントを曲げ剛性EIで除した値M/EIをモール荷重とし、再度モーメントを解き直した値をたわみとしています。 また、この時に水平投影上のアスペクト比も毎フレームごとに求めなおしています。 |