あとがき   <<制作者のぶっちゃけトーク並盛りスペシャル。>>








◆はじめに

『モラトリアム -side 悠斗-』ゲーム本編のネタバレを含んだあとがきとなっております。
作品を読み終わった上での閲覧を強く推奨いたします。



【目次】

●『モラトリアム -side 悠斗-』関連
 ・制作に至った経緯
 ・『side 悠斗』に関して
 ・『ふたりの空は遥かとおく。』に関して

●他作品、サークル関連
 ・今後の制作のこと







◆『モラトリアム -side 悠斗-』関連



【制作に至った経緯】

●ごあいさつ

まずはこの作品を手にとってくださり、ありがとうございます。制作者のありっちょと申します。

『モラトリアム -side 悠斗-』は、処女作『モラトリアム -boys men-』からメインシナリオを抜粋したノベルです。
このあとがきでは、今作やそれに関連する作品について書かせて頂きます。


●制作に至った理由は『ココロ、そらいろ。』

mint wingsとして公開した作品に、『ココロ、そらいろ。』(以下、『ココそら。』)というものがあります。
http://mintwings.web.fc2.com/m12/
活動休止期間に入るということで、mint wings最後の作品(厳密に言えばアレな表現ですが)です。
実を言うとこの作品は、当サークルの処女作と密接な関係のある記念作品でもあります。
その処女作というのは、『モラトリアム -boys men-』(以下、『モラトリアム』)。
http://mintwings.web.fc2.com/m01/ ※BL作品につき注意)

『モラトリアム』のひとつの未来の形が『ココロ、そらいろ。』といった位置づけ…、だったのですが…。
いや、もう本当に申し訳ありません。過去作のキャラクター(※翔)のせいで、ご新規様に混乱を招いたようですね。
「いきなり出たと思ったら、色々と語り出したぞこいつ!」といった声を多く頂きました。やらかしましたね。
さらにあとがきを読んでいないと、最後まで謎の男に…。響きがカッコいいのでそれもいいですが。

…さて、もうお分かりでしょう。この辺りが制作に至った理由です。
「やりたいことやった結果がこれだよ!」ということで悩んだ末、『モラトリアム』を改めて公開することにしました。



【『side 悠斗』に関して】

●悠斗ルート加筆修正(?)版

『モラトリアム』のメインシナリオである悠斗ルートを抜粋したものです。
同性愛表現をカットし読みやすくなっております。(※あくまで、当時のシナリオよりは)
私に文才が無いことは重々承知していますが、当時のものをプレイして驚きました。ええ、驚きましたとも。
加筆修正と言いましたが…、すみません、加筆も修正もあまり施していません。
今の私には時間も労力(※読み返してさらにそがれた)もありません。なんということでしょう。
同性愛表現や選択肢をカットし、ほんの少し文章でカバーしたくらいで、他は当時の文章です。
グラフィックの方も描き直したかったのですが…、結局、そのまま利用することにしました。
…ええ、色々とあの当時のままです。なにやらお恥ずかしい限りではありますが。
当方、絹豆腐のようなメンタルなもので、甘く見ていただければと…。もう5年前になる作品ですし。
とりあえず、私は「あの頃より少しはマシになったじゃないか!」と自分を褒めることにします。


●懐かしの『モラトリアム』

そんなこんなで『モラトリアム』はなんとも懐かしい作品です。何も考えず好きにやっていた時代ですね。
何と言いますか…、初期のBL作品の方がやりたいことやれていたと思うし、「私の作品」といった感じがします。

『モラトリアム』はありがたくも、色々とご感想をいただきました。なかでも多かったのは悠斗シナリオでしょう。
また、今回の『side 悠斗』には一切出てきませんでしたが、直哉シナリオもなかなかのものでした。
もし気になる方で同性愛表現が好きな方(※重要)は、ぜひ『モラトリアム』の方も手にとってくださいませ。

…欲を言えば、リメイクしたかった作品でもあります。もう新作を出す気力はないので、妄想にとどめておきますが。



【『ふたりの空は遥かとおく。』に関して】

●『モラトリアム』から『ココそら。』へ

『モラトリアム』悠斗シナリオのアフターストーリーで、『ココそら。』へと続く物語です。
翔と悠斗のひとまずの終着点と言えばいいのでしょうか。個人的には、彼らのその後を描くのは複雑な気分ですが…。
あれやこれやと考えつつ、グラフィックと共にシナリオを書き下ろしました。グラフィックの方はゆずがメインですね。
成長した翔は、どうも絵にはしづらい…、というかしたくない! という思いが強いのは何故でしょう。不思議なものです。
その分、ゆずの基本パーツは悠斗とおなじなので、描いていてとても楽しかったなあ…、だなんて。

今作で初めて『モラトリアム』の物語を知ったという方、『ココそら。』を読み返すのも面白いかもしれません。
また感じ方が変わってくるのではないかと思います。


●『ココそら。』とは

逆に『ココそら。』とはなんぞや、という方もいらっしゃいますよね。
そういった方に向けて、軽く紹介させていただきます。
『ココそら。』は“幼い少年少女のハートウォーミングノベル[一般向け]”という位置づけで制作したノベルです。
悠斗の娘である“ゆず”がメインキャラクターの1人として登場するほか、“翔”もゲストキャラクターとして登場。
1時間程度で読むことができるノベルなのでお気軽に。







◆他作品、サークル関連



【今後の制作のこと】

●新作はありません

重ねて言わせてください、新作はありません。

ただ、以前も言った通り、小規模なミニゲームは今後も継続して公開したいと思っております。
いつか何かしらのタイミングで配布できればと。


●修正パッチに関して

色々と誤字脱字のご報告、確かに頂いております。
特に後期の作品になると、疲れが出ているのか――、なんとも酷いミスをしていますね。ごめんなさい。
少しずつ合間に配布したいと思います。今しばらくお待ちくださいませ。







◆おわりに

もともと予定は無く、急遽公開することになった『side 悠斗』でしたが、いかがだったでしょうか。
次回予定しているミニゲームは、いつも通りサイトのみでの期間限定配布となります。
ふと思い出した時に、サイトの方へ立ち寄ってくださると嬉しいです。
それでは、また会える日まで。







                                       2015/05/14        mint wings  ありっちょ