Dual Prism





ストーリー 遊び方 操作について オプション設定 ステージ紹介 キャラクター紹介 スコアについて リプレイについて アドバイス

 1.ストーリー

超知性コンピュータ“サピエンス”

文明の永続と科学の発展を目的に作られたそれは、その意図に反して自我に目覚め、人類に牙を剥いた。
サピエンスは自らを、生命の進化の到達点であり
人類に代わる新たな種と位置づけ、既存生命の“淘汰”を開始したのだ。

サピエンスはネットワークを介してあらゆる機械を支配下に置き、瞬く間に人類を全滅させてしまった。
ただ一人の例外を除いて……。

生き残った者の名は“アダム”。
いや、生き残ったとは言えないかもしれない。
科学者であった父親の手により、アダムの意識は電子化され、アンドロイドの頭脳へと移植されたのだ。
人間であることを捨てて自らも機械となることによって、アダムは一度は機械軍団の追撃から逃れた。

しかし、自らの指令に従わない“人間の意思”の存在を感じ取ったサピエンスは、
アダムを人間の最後の生き残りと見なし、これを抹殺するために再び機械軍団を差し向けたのだ。

もはや戦うほかに生き延びる道は残されていない。
アダムは父が死ぬ間際に遺した最後の希望、光線兵器“プリズム”を両腕に装着した。

人類が滅びた世界で、生き残りを賭けた最後の戦いが始まろうとしていた。

 2.遊び方

■開始方法

Dual Prismは、アナログスティック付きのゲームパッドでプレイする2Dアクションシューティングゲームです。
快適なプレイのために、このマニュアルの 操作についてオプション設定 を参照して
適切な設定を行ってからプレイすることをお勧めします。
DualPrism.exeを実行するとゲームが起動し、オープニングデモの後にタイトル画面が表示されます。
タイトル画面で「GAME START」を選択するとゲームが始まります。

■ゲームプレイの概要

ゲーム画面 プレイヤーキャラクターであるアダムを操作し、敵を倒しつつ先に進んでください。
各ステージは途中2回の中ボス戦と最後に大ボス戦があり、全5ステージ構成です。
ステージ5の最後に控える最終ボス・サピエンスを倒すとエンディングとなります。
画面左上にプレイヤーの現在の残機数とライフゲージが表示されています。
敵の攻撃を受けるとライフが減り、0になるとミスとなり、残機数がひとつ減ります。
ミスとなった場合、残機が残っていればステージ中の特定の場所から再開されます。

■ゲームオーバー

ゲームオーバー画面 残機0の状態でミスとなった場合はゲームオーバーとなり、
左のような画面になります。
CONTINUEとENDのいずれかを選択してください。
CONTINUEを選ぶと、ステージの最初からゲームを再開できます。
CONTINUEは5回まで可能です。
ENDを選ぶかCONTINUEの回数が尽きた場合はタイトル画面に戻ります。

 3.操作について

■操作方法

最初のプレイ前に、オプションメニューからGAMEPAD SETTINGを選択し、
アナログスティックの調整と操作ボタンの設定を行ってください。
ゲーム中で操作に使うボタンはL、R、スタートボタンの3つで、
初期状態ではそれぞれボタン7、ボタン8、ボタン1に割り当てられています。

ゲームパッドはアナログモードにして操作してください。
複数のパッドをPCに接続している場合は、使用しないパッドはアナログ入力をOFFにしてください。
操作方法は下表の通りです。

左右アナログスティック傾けた方向に弾を連射
左スティックで項目の選択(十字キーで代用可)
スタートボタンポーズ・決定(初期設定ではボタン1)
Lボタン左に移動(初期設定ではボタン7)
Rボタン右に移動(初期設定ではボタン8)
L+Rしゃがむ
F2キー(キーボード)タイトル画面に戻る
ESCキー(キーボード)ゲームの終了

本ゲームでは、左右それぞれのアナログスティックを傾けた2方向に同時に攻撃することができます。
また、一般的な2Dアクションと異なり、ジャンプはできません。
この独特の操作に慣れることがクリアへの早道です。

■ゲームパッドに関する注意

本ゲームはアナログスティック付きのゲームパッドが必須ですが、
作者はプレイステーション系のゲーム機用コントローラを変換機経由でPCに繋いで使用することを推奨します。
市販のPC用パッドの中にはアナログスティックの入力精度が悪いものもあるようで、
そういうパッドでは攻略が著しく困難になります。

下の画像はプレイ中にアナログスティックをグルグル回して弾の飛び方を比較したものですが、
精度の悪いパッドでは弾の飛ぶ方向にむらがあり、狙いにくい方向があるのが確認できます。
一方、PSパッド用変換機なら、少なくともアナログスティックに関しては
まともな動作が期待できると思います。(全ての機種で検証したわけではないので保障はできませんが)。

精度の悪いPC用パッド
数発ずつ弾が固まって飛び、狙いにくい方向がある
検証画像1
PSパッド用変換機
周囲360度に満遍なく弾がばら撒かれる
検証画像2

 4.オプション設定

タイトル画面でOPTIONSを選択するとオプション設定画面になります。
ここではプレイ環境や操作の設定を行います。
設定内容はオプション画面を抜ける時に保存され、起動時に読み込まれます。
オプション設定画面 左アナログスティックか十字キーの上下で項目を選択し、
左右で値を変更して下さい。
各設定項目の説明はゲーム内で項目にカーソルを合わせると表示されます。
ゲームの動作が重い場合はBGM QUALITYやFRAME SKIPを変更してください。

●画面サイズの設定について
SCREEN SIZEの設定がうまく反映されない場合は、
一度オプション画面を抜けてからソフトを再起動してください。
また、一部の環境では640×480だと画面がぼやけたように表示されるようです。
この場合は、640×480(FIXED)に設定してください。

 5.ステージ紹介

●ステージ1:研究所
アダムと父がかつて働いていた研究所。
父の遺した“プリズム”を決意とともに両腕に装着したアダムに、
サピエンスに制御を奪われた警備システムが襲い掛かる。

●ステージ2:大地下自然公園
研究所から脱出したアダムは地下の自然公園に逃げ込む。
機械により演出された、偽りの青空と造られた緑。
この星では既に失われた自然を、人間が地下に再現した場所。

●ステージ3:大都市
不気味に静まり返った街は、アダムの到着とともに目を覚ました。
サピエンスにより気候制御装置が操作され、人の住めない環境となったかつての首都。
それはもはや、絶滅した人類の“遺跡”であった。

●ステージ4:首都中枢
アダムは遂に、サピエンスの設置された首都中枢部の建物内に侵入した。
サピエンスに通じる通路は幾重もの電磁防御壁で遮られ、
無数の機械が侵入者に容赦なく苛烈な攻撃を加える。

●ステージ5:サピエンス
あたかも生物の血管のように複雑に絡み合う機械のケーブルは、
その全てが最奥に鎮座するサピエンスに繋がれ、この星の全てを管理している。
この場所で、生き残りを賭けた最後の戦いが繰り広げられる。

 6.キャラクター紹介

■アダム(プレイヤー)

アダム 本ゲームの主人公。元は人間だったが、機械軍団の攻撃から逃れるため、
科学者だった父の技術によりアンドロイドの頭脳に意識を移植された。
絶滅した人類のための復讐と、自らの生存を賭けてサピエンスに挑む。

●プリズム
アダムの父が開発した強力な武器。アダムの両腕に装着されている。
虹色に発光するエネルギー弾を放出する。

■敵キャラクター

ImageNameData
ソルファ ソルファ 量産型のアンドロイド兵。
機動性に重きが置かれており、 背中のジェットパックで飛行も可能。
ウォッチャー ウォッチャー 警備用メカ。専用の射出口から多数放たれる。
カメラアイで捉えた映像をウォッチャーロードへ伝達する。
ウォッチャーロード ウォッチャーロード 多数の警備メカを制御し、収集した情報を統合して
防衛システム本体に中継する、中間指揮コンピュータ。
自身は攻撃手段を持たない。
ライトニング ライトニング 浮遊ビーム砲。
目標の真上からレーザーを撃ち込み攻撃する。
ソルタ ソルタ 量産型のアンドロイド兵。
手にレーザー銃を内蔵した武装強化タイプ。
ロック ロック 岩に偽装した警備メカ。
自然公園内に多数配備されており、目標に体当たりする。
サピエンス サピエンス 本ゲームの最終ボス。
自我に目覚め、人類を滅ぼした超知性コンピュータ。
ネットワークを通じてあらゆる機械に指令を下し、アダムの抹殺を図る。

この他にも多くの敵キャラクターが登場します。

 7.スコアについて

各ステージをクリアするとリザルト画面となり、クリアにかかった時間や倒した敵に応じてスコアが計算されます。

リザルト画面 ●AREA1〜3
中ボス及びボス戦までをひとつのエリアとして区切り、
エリアごとにTIME POINTSとDEFEAT POINTSが計算されます。

●TIME POINTS
そのエリアをクリアした時間に応じて加算される得点です。
早くクリアするほど点数が多くなります。

●DEFEAT POINTS
そのエリアで倒した敵の種類と数に応じて加算される得点です。
基本的に、無限に出現する敵は倒しても得点になりません。

●LIFE BONUS
ステージをクリアした時点での残りライフに応じて加算される得点です。
通常は残りライフひとつにつき1000点ですが、ステージを通してノーミス・ノーダメージでクリアした場合は
ノーダメージボーナスとして大きな得点が入ります。(連続で獲得することで最大160000点まで増加)

●PLAYER STOCK BONUS
ステージをクリアした時点での残機数に応じて加算される得点です。
1機毎に10000点ずつ加点されます。

各エリアの合計と、LIFE BONUS・PLAYER STOCK BONUSを合計したものが
そのステージで得たスコアとなり、全体のスコアに加算されます。
80000点、240000点、480000点に到達すると残機が1増えます。
ハイスコアは保存され、タイトル画面に表示されます。
また、コンティニューするとスコアはリセットされます。

 8.リプレイについて

ゲームプレイ後、ゲームオーバー、クリア、リセットのいずれかでタイトル画面に戻ると、
タイトルメニューに「SAVE REPLAY」の項目が表示されます。
この項目を選択すると、直前のプレイ内容のリプレイデータが、
拡張子“.rep”のファイルとしてDualPrism.exeと同じフォルダ内に生成されます。
リプレイデータを再生する場合は、DualPrism.exeにrepファイルをドラッグ&ドロップしてください。

記録できる長さは1時間(216000フレーム)までです。
リプレイファイルのリネームは可能ですが、再生する場合はDualPrism.exeと同じフォルダに置いてください。
また、保存した環境と異なる環境で正常に再生される保証はありません。
あくまでも簡易的なリプレイ機能とお考えください。

 9.アドバイス

●ノンストップで駆け抜けろ
敵はプレイヤーめがけてどんどん突っ込んでくるので、
立ち止まらずに思い切って突っ切ってしまった方がスムーズに攻略できる場面が多いはずです。
本ゲームでは、任意スクロールのエリアは全てノンストップで駆け抜けられる構成になっています。

●効果的な戦い方を考えよう
中ボスや硬い敵でも、集中して撃ち込めば短時間で倒せます。
しかし逆に、2方向に撃ち分けて複数の敵を同時に攻撃した方がいい場合もあります。
よく考えて戦いましょう。

●コンティニューの前に……
ゲームオーバーになっても、ゲームオーバー画面の背景で敵は動き続けます。
コンティニュー前にボスの動きをじっくり観察するのもいいでしょう。

●ノーコンティニュークリアを目指せ
本ゲームには、コンティニューありでクリアした場合と ノーコンティニューでクリアした場合の2種類のエンディングが存在します。
より良い攻略パターンを構築し、ぜひノーコンティニュークリアを目指してみてください。

●どうしてもクリアできない人へ
オプション画面でEXITにカーソルを合わせ、LRを押しながら左スティックを右に傾けた状態で決定ボタンを押すと
ライフを変更できる隠しオプションが出現します。ただし、ライフを6以上に設定した場合は、ハイスコアが保存されない上に
ノーコンティニューでクリアしてもコンティニューありでクリアした場合と同じエンディングになります。


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