機械の反乱により人類は滅びた。
その機械もまた、全てを統括していた超知性コンピュータ“サピエンス”の自爆と同時にその全てが機能を停止した。
人の心と機械の体を持つ者、アダム。
ただ一人生き残った彼は、全てが死に絶えた世界を孤独にさまよっていた。
あれからどれだけの時が流れたのか。
アダムはついに一筋の希望にたどり着いた。
かつての首都のはずれにある生命科学研究所の設備が、
奇跡的に軽微な損傷のみで残されていたのだ。
この設備があれば、保管されていたDNAデータから人類を再生できるかもしれない。
アダムは、停止していた研究所のシステムを修復、再起動した。
しかし……。
再起動と同時に警報が鳴り響き、研究所の警備システムがアダムを侵入者と認識、排除するために攻撃を開始した。
その中には、いまだアダムを抹殺せんとするサピエンスの意志が生きているのだろうか。
アダムは研究所の最奥の小部屋に身を隠したが、傷を負い、もはや動くこともままならなくなっていた。
この時、研究所の外でこの事態を察知した者がいた。
修復作業のサポートのためにアダムに創られた一体の自立型メカ“EVE”。
程なくして、EVEのAIはアダムの救出を決定、研究所へと浸入してゆくのだった。
EVEは、アナログスティック付きのゲームパッドでプレイする2Dアクションゲームです。
快適なプレイのために、このマニュアルの 操作について と オプション設定 を参照して
適切な設定を行ってからプレイすることをお勧めします。
eveGame.exeを実行するとゲームが起動し、タイトル画面が表示されます。
以下のメニューからアナログスティック左右で項目を選択し、決定ボタン(初期設定ではボタン1)で決定してください。
項目 | 内容 |
---|---|
GAME START | ゲームを開始します。アナログスティック左右で、 到達したステージの中から開始するステージを選択できます。 |
OPTIONS | オプション設定画面に移ります。(→オプション設定) |
ゲーム画面 |
---|
![]() |
このゲームは全部で30の短いステージによって構成されています。
EVEを操作して全てのステージをクリアするのが目的です。
各ステージには数々のトラップや敵キャラクターが出現します。
ゴール地点にある白い光に触れるとステージクリアとなり、次のステージに進みます。
EVEが敵やトラップに触れるとミスとなり、
そのステージのスタート地点から再開されます。
本ゲームにはゲームオーバーはなく、何度でもリトライが可能です。
本ゲームの主人公EVEは、本体から2本のアームを伸ばして全てのアクションを行います。
アームで地形をつかむことで、床はもちろん、壁や天井も移動できます。
伸ばしたアームが敵や敵弾、針などに触れてもミスにはなりません。
ただし、電撃だけは、アームで触れた場合でも感電してミスとなりますので注意してください。
電撃 |
---|
![]() |
最初のプレイ前に、オプションメニューからGAMEPAD SETTINGを選択し、
アナログスティックの調整と操作ボタンの設定を行ってください。
ゲーム中で操作に使うボタンはL、R、スタートボタンの3つで、
初期状態ではそれぞれボタン7、ボタン8、ボタン1に割り当てられています。
操作方法は下表の通りです。
左右アナログスティック | アームの操作 左スティックで項目の選択(十字キーで代用可) |
スタートボタン | ポーズ・決定(初期設定ではボタン1) |
Lボタン | ジャンプ(初期設定ではボタン7) |
Rボタン | ブロックを投げる(初期設定ではボタン8) |
F2キー(キーボード) | タイトル画面に戻る |
ESCキー(キーボード) | ゲームの終了 |
アナログスティックを傾けた方向にアームを伸ばします。
アームが地形に触れると、地形をつかむことができます。
この状態でアナログスティックを回転させることで移動できます。
2つのアームを交互に伸ばして歩くように移動するのが基本です。
片方のアームが接地しているときにもう片方のアームも接地させると、先に接地していたアームは引っ込みます。
再び伸ばすには一度スティックをニュートラルにしてください。
(つまり、2つのアームで同時に地形をつかむことはできません。自機の動きの便宜のためにそのようになっています。)
ジャンプボタンを押すとアームの先から一瞬炎を噴射し、アームと逆方向へジャンプします。
どちらかのアームが接地している場合は、接地しているアームからのみ噴射します。
ジャンプするとEVE本体の緑色の部分が赤色に変化します。赤色の間は再びジャンプできません。
着地(アームが接地)すると約1秒で緑色の状態に回復します。
ジャンプできる状態 | ジャンプできない状態 |
---|---|
![]() | ![]() |
ジャンプは空中でも可能です。
ステージに配置されているブロック( )にアームの先端が触れると、ブロックをアームでつかむことができます。
ブロックをつかんだ状態でRボタンを押すと、アームを伸ばしている方向にブロックを投げます。
敵を倒したり、特定の壁を破壊したりできます。
ブロックをつかんだ状態のアームでは地形をつかむことはできません。
また、つかんだ状態でアームを引っ込めるとブロックを落としてしまいます。
つかんだブロックを盾にして敵弾を防ぐことができます。
ゲーム後半にはブロックを投げてくる敵も出現します。
敵の投げたブロックもキャッチして投げ返すことができます。
EVE本体上部の線は、アームの状態を表すインジケータとなっています。アームを伸ばした状態では、インジケータが緑色に点滅します。
(左スティックのアームで左側、右スティックのアームで右側が点滅)
さらに、ブロックをつかんだ状態では速く点滅、地形をつかんだ状態では完全に点灯します。
操作に慣れないうちは、アームの状態を把握するのに活用して下さい。
市販の安価なPC用ゲームパッドの中には、アナログスティックの操作精度が悪い物もあるようです。
快適なプレイのために、ぜひ良いゲームパッドをご使用下さい。
作者はPS2用コントローラを変換機経由でPCに繋いで使用しています。ご参考までに。
オプション設定画面 |
---|
![]() |
タイトル画面でOPTIONSを選択するとオプション設定画面になります。
ここではプレイ環境や操作の設定を行います。
設定内容はオプション画面を抜ける時に保存され、起動時に読み込まれます。
左アナログスティックか十字キーの上下で項目を選択し、
左右で値を変更して下さい。
各設定項目の説明はゲーム内で項目にカーソルを合わせると表示されます。
●画面モードの設定について
SCREEN MODEの設定がうまく反映されない場合は、
一度オプション画面を抜けてからソフトを再起動してください。
本ゲームの主人公。2本のアームと高度なAIを備えたメカ。
まるで己の使命に目覚めたかのように、アダム救出のために研究所の奥深くに浸入してゆく。
全生命を滅ぼした超知性コンピュータ“サピエンス”を破壊して荒廃した世界にただ一人生き残った者。
アンドロイドの身体に人間の意識が宿っている。
かつての戦いで使用した武器“プリズム”は、エネルギーが枯渇して使用できなくなっている。
ゲームプレイ後、クリアかリセットによりタイトル画面に戻ると、
タイトルメニューに「SAVE REPLAY」の項目が表示されます。
この項目を選択すると、直前のプレイ内容のリプレイデータが、
拡張子“.rep”のファイルとしてeveGame.exeと同じフォルダ内に生成されます。
リプレイデータを再生する場合は、eveGame.exeにrepファイルをドラッグ&ドロップしてください。
記録できる長さは2時間(432000フレーム)までです。
リプレイファイルのリネームは可能ですが、再生する場合はeveGame.exeと同じフォルダに置いてください。
また、保存した環境と異なる環境で正常に再生される保証はありません。
あくまでも簡易的なリプレイ機能とお考えください。