製作後記 |
ここではSaint and Dark2を製作するにあたり、色々思いのうちを語りたいと思います。
興味ない人は見ないでくださいね。
○まずはじめに・・・本当の製作後記(汗)
いやぁ、本当に長かったです。前作Saint and Dark(以下S&D)から2年近く経ってます。(^^;
ツクールのプロジェクトも作成日時を見ると2000年10月29日になってますもの。
思えば、よくもまあ完成したなと、自分でもびっくり。
やっぱりゲーム製作ってのは趣味でやっているとなかなか思うようにはかどりませんな。
だらけるときがほとんどで進みやしない(汗)。
自分で好きでやっているんで締め切りなどがないから自由に作っていられる。
まあ、それが趣味のゲーム製作のよいところなんですが。
S&D2は色んな意味で実験作でした。2年もやっていると、昔より自分のプログラムの技術も
上がってあれやこれややりたいと思ってあとになって追加したことが多々あります。
(ツクールをプログラミングととらえるの批判がきそうですが)
まずところどころのミニゲーム的イベント。前作S&Dではそれらしいものはほとんどありませんでした。
私自身そういうものを作るのが苦手だったので、どうしても拙いものになってしまいました。
S&D2でも拙さは大して変わりはしませんが・・・。
多くのツクールサイトを見てきて、勉強したこともありました。
自作戦闘・・・はさすがにできないですけど、それでもゲームの最後のほうのダンジョンでは
自作エンカウントを使用しており、バランス取りに苦労しました。
それから特殊魔法ですかね。イベントを組んで発生させている魔法なのですけど、
それを見つけて使ってゲームの進行に役立てていただけたならとてもうれしいです。
めちゃくちゃ大変でした・・・。
魔法についてはいくつか没にしたものもあります。ただデータとしては残っていますので、
今後のバージョンアップで登場させるかもしれません。
ストーリーは・・・どうなんでしょうねぇ? 前作よりもはるかに長くなってしまい、
プレイしてもらうにはちょっとした根気が必要になってしまいました。
それでも最後まで遊んでいただければうれしいです。
ストーリーを考えるのにも大変でしたねぇ。まずゲームだけをやっていてはいけませんね。
大学時代の友人にストーリー作成を手伝ってもらい、図書館にいったり、
博物館・美術館に行ったり。 ま、色々見ておけばゲーム製作だけでなく、
考えること(イメージすること)が効率よく、上手くなっていくと思います。
私の一番好きなRPGはヘラクレスの栄光であり、あの作品の見せ方を結構研究して
自分の作品に生かそうとしたんですが、なかなか上手くいかず・・・。
知っている人は知っていると思いますが、ヘラクレスの栄光3はものすごく話の見せ方が
上手だったですよね。ゲームをしていて素で驚き、感動したのはあれくらいですよ。(^^;
ヘラクレスの栄光を目標にすれど、遠く及ばないことはわかっていたので自分なりに
取り入れていこうかなと思い、ためしてみましたがダメでしたな。
まあ、次回作で頑張ろうということで。
○オリジナル・・・SFCのツクール時代〜それから・・・
実はS&D、S&D2ともに一度製作したことのある作品でした。スーパーファミコンの
RPGツクール SUPERDANTE、そしてツクール2でどちらも製作したことがありました。
S&Dのほうは昔の時からほとんど変わっていませんが、S&D2は結構変わってます。
ストーリーの流れがめちゃくちゃでした。基本的な流れは昔から変えていませんが、細部となると全然違う・・・。
登場人物は・・・まずユーナがいませんでした。そしてその代わり(?)に女剣士とドラゴンが
仲間としていました。両方とも仲間のなり方が唐突でこっぱずかしい。
もう少し言いますと、イリスが途中で戦士系のキャラになったり、ナガノブが仲間にならなかったりと、もう色々。
そして一番変わったのはラスボスです。オリジナルではゲームの後半に出てくる魔族がラスボスでしたが、
今回製作するにあたり、新たなキャラを登場させ、そいつをラスボスとしました。
だって突然魔族が出てきて「がおー! オレがラスボスだぞ!」とか言ってもねぇ・・・。
それからあの頃から構想にあった複線を今回も張ってあります。
ただ、今回も本編中にそれを全て解決することができず、結局続編としてそれを生かすしか
なくなってしまったのは非常に残念です。
でも続編にして良かったかもしれません。 続編はただいま製作中ですが、
それをもし今回に含めたら、ゲームファイルのサイズが膨大なことになり、
おそらくツクール作品の中でも結構巨大になってしまうかもしれなかったんです。
(巨大なサイズの原因はほとんどイベントで、素材ではありません)
他の方のツクール作品とは違って、作り方の効率も悪いですし。
(それはフォルダの中のマップデータを見れば一目瞭然)
ストーリーについては矛盾がなく、破綻していないように気をつけましたが、
結構無理のある部分があるかもしれません。それにキャラの見せ方も下手ですので、
各キャラの特徴をうまく理解していただけるかどうかも不安です。
それから、今までは自分でキャラの絵を描いていましたが、納得いかなくて、
初めて他人にキャラの絵のデザインを依頼しました。自分の注文をすぐに反映してもらい、
自分のイメージどおりのキャラの絵にしてもらってとても感謝しています。ただでさえ最近絵を
描いていないのに、ますます描かなくなってしまいそうです・・・。
ま、自分の下手な絵をゲームで登場させるよりよかったかなと、とりあえず満足。
えー、本当にただの感想のぶちまけとなってまとまっておりませんが、
このへんで製作後記を閉めたいと思います。最後まで読んでいただいてありがとうございます。
ぜひともゲームのほうも最後までプレイしてくださいね。